ホームゴルフニュース

谷原、今だから分かる「自分のゴルフしかできない」

[ 6月15日  7時46分 配信 ]

練習ラウンド9番、アプローチショットを確認する谷原(撮影・亀山泰宏)
練習ラウンド9番、アプローチショットを確認する谷原(撮影・亀山泰宏)

男子ゴルフの今季メジャー第2戦、全米オープン(15日開幕、ウィスコンシン州エリンヒルズ)の練習ラウンドが14日(日本時間15日)、同コースで行われた。

2年連続2度目の出場となる谷原秀人(38=国際スポーツ振興協会)は、大学の後輩である松山英樹とともにアウト9ホールを回って仕上げの調整を行った。

「まずは予選通過。通らないと意味がない」と語気を強める。4月に10年ぶりにマスターズへ出場したが予選落ち。ショックに打ちひしがれ、折れそうになった心を立て直し、その後も積極的な欧米ツアーへの参戦を続けている。「コース、難しい環境、いい選手と回れること…いろんなものが自分のプラスになる。経験しないと分からない部分は大きい」とうなずく。

05年に米ツアーへ参戦したが、厚い壁にはね返されて撤退。年齢を重ね、多くのことを受け止められるようになった。「今振り返ればですけど…」と断って苦い記憶をひもとく。「若い時は雰囲気にのまれていることがあった。頭でっかちというか、こうだからこうしなきゃとか、自分の中で難しく考えて、ゴルフを難しくしていた。自分のゴルフをしていないんですよ。周りに合わせなきゃいけないと思う自分がいた」。

かつて海外の強豪選手から受けた衝撃の1つが、インパクトの音の違いだったという。「(かつては)同じ音を出そうとした。同じプロゴルファーだから、出せると思って(無理な)強振をした。今は、それを『放っておけ』と思えるようになった」。自戒を込めた言葉はそのまま、夢を抱いて挑戦した米ツアーで苦しむ後輩へのメッセージになっていく。「岩田(寛)もそうだと思う。そういう話をしたことはないけど、そういう風になってるんだろうと思う。自分も、そうだったから」と思いやった。

「相手はいるけど、自分のゴルフしかできないんですよ。相手を見て、力んで、飛距離が出るならいいけど、そういうのは絶対にないから」。いつも通り淡々とした口ぶりだったが、岩田や松山から兄貴分と慕われるのも納得の熱い激励だった。

(提供:日刊スポーツ)

バックナンバーへ戻る

注目ワード